どうもこんにちは,ブログカフェChromaの色です!
最近は技術的な話題ばかりでしたが,今回は色が今最もアツいバンドだと思っているヨルシカについてご紹介します.
独特な世界観に魅入られること間違いなしですよ!

皆さんも,ヨルシカにはまりましょう(威圧)
ヨルシカってどんなバンド?
ヨルシカは,ボーカロイドPとして有名なn-bunaさんが,suis(スイ) さんという方をボーカルに迎えて結成されたロックバンドです.
n-bunaさんの代表曲としては,ポップな曲調の「ウミユリ海底譚」やエッジのきいた「透明エレジー」等があります.
ヨルシカとしてリリースした,「ただ君に晴れ」や「だから僕は音楽を辞めた」のPVは,youtubeで1000万再生を突破する超人気曲!!
ボーカルのsuisさんの透き通るような歌声と,n-bunaさんの作るどことなく物悲し気な世界観で他にはない存在感を放つ,そんなバンドです!

PVはとても創り込まれていて,綺麗なので必見です!
「諦め」と「情熱」の入り混じるヨルシカの世界
私がヨルシカの楽曲に最も魅力を感じるのは,2つの相反する感情を見事に表現している点です.
後に詳しく述べますが,現代社会とそこに生きる人間に対する「憤り」「諦め」という感情を軸に,自分の居場所だったある人物への強い「愛慕」「情熱」を見事に融合させて歌にしています.
理性ではわかっていても,どうしても割り切れない人間の矛盾や不確定性を鮮烈な語気とともに描き切っていると言わざるを得ないでしょう.
ヨルシカの世界観
ヨルシカとしては,これまでに2つのミニアルバムと,1つのフルアルバムをリリースしています.
リリースしたすべてのアルバムにおいて,1つのアルバム内で一貫した世界観を持った編曲となっています.
1st,2ndアルバム「夏草が邪魔をする」「負け犬にアンコールはいらない」
1st,2ndアルバムの「夏草が邪魔をする」「負け犬にアンコールはいらない」では,心に深い傷を負った青年?の,青年の思い人と思われる「君」への思いや葛藤を描いています.
「ただ君に晴れ(1st収録)」「あの夏に咲け(2nd収録)」で悠然とした「君」のいた日々を描いたかと思えば,「言って。(1st収録)」で「君」がいなくなってしまったことを示唆したりと私たちを思考へといざなってゆきます.
全体を通した世界観として,
- 青年の,世界に対する諦観的な考え
- 「君」に対する追憶と渇望
で構成されていると感じました.
諦観的な軸を持つ一方で,「君」に対する思いからは底知れぬ情熱と闇が感じられ,魅力的かつ物恐ろしい感覚にも襲われます.
しかし,それがn-bunaさんの描くキャラクターや世界観の魅力であり,suisさんが声を通して表現する世界の深さでもあると感じます.

青年の感情をつぶさに歌い上げたsuisさんの歌声にも注目!
3rdアルバム「だから僕は音楽を辞めた」
上記のアルバムをリリース後,にわかに巷をにぎわせ始めたヨルシカが,満を持してリリースしたのが本アルバム.
「夏草が邪魔をする」「負け犬にアンコールはいらない」の世界観,雰囲気を受け継ぎつつ,「エルマ」という新たな人物の存在が明かされました.
世界観がつながっているかなどの議論はおそらく随所で行われているでしょうし,白熱すると危険なのでここでは深くは触れません(笑)
前2つのアルバムでの「君」が「エルマ」にすり替わったような感じです.
このアルバムでも,1つのアルバムで1つの作品というようにストーリー性を持った構成になっています.
タイトルにも冠されている,「だから僕は音楽を辞めた」は楽曲としても収録されており,非常にメッセージ性のあるものになっています.
諦観的な世界観は変わっておらず,しかしその中にまだ消えずに燻っている音楽への情熱やエルマへの感情が感じられます.
そんな世界観を見事な歌声と強弱で歌い上げるsuisさんには,もはや脱帽というほかありません.

n-bunaさんの書く歌詞は多面的な感情を持っていて,聴けば聴くほど考え込んでしまう…!
相反する2つの感情をぜひ感じてみてください
いろいろ書きましたが,百聞は一見に如かず.
気になったらyoutubeでも何でもいいのでまずは聴いてみてください!
必ず,あなたの心に刺さるものがあるはずです.
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